月刊子どもの文化・出版

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月刊子どもの文化・研究子どもの文化

2023年4月号(品切れ)

特集 声を聞く、声で語る
2023年4月号(品切れ) 近頃電子音声が生活の場に満ちているような気がする。人の声の力とは何だろう?企画を提示する時に、かつてだったら「そのコンセプトは?」と聞かれたものだが、このところでは「その物語は?」と聞かれるようになって来た。「物語」という語は手触りとか、においまでを求められるような気がする。声はわかった、意味も通じている、だけど声の力は?と問われているようなものだ。タイパ(Time Performance)というコトバが流行っている。どれだけ時間をかけずにコトを成せるか。反対に冗長性というコトバがIT用語にある。一般的には必要最低限なものに加えた余分や重複のことで、無駄の別称だが、IT用語となると、耐障害性を高めるために予備のシステムを用意することを冗長化と言う。冗長は揶揄や無駄ではなく、安全なのだ。音声言語は文字言語に比べておそらく冗長なコトバだろう。今一度その冗長さを見直してみよう。

2023年3月号

特集 求められる 「評価」の役割
2023年3月号 人間は、どうしても「他者の評価」や「他者の視線」を気にしてしまう。 人間どうし暮らしていく上で、それは必要なことでもある。しかし、「他者の評価」や「他者の視線」を気にする前に、「自分で自分を評価すること」や「自分で自分を見つめること」も大事にしたい。加えて「生産性」や「確実性」で人を評価する前に、「その人の中に、どれだけ多様な「やりたいこと」が生じたのか」とか、「多様な「やりたいこと」を前にして、どれだけじっくりと葛藤したのか」とか、「やりたいけど、できないことを前にして、どれだけ失敗して、挑戦したのか」とか、そういったことで人を評価したい。そんな評価の仕方もアリなんだよ、ということを子どもや若者に伝えるためにも、私自身がそういう生き方を「自分で評価し」てやりたい。 新学期が始まる前に、「評価」について再考する特集です。保育現場から島本一男先生、教育現場からは久保健太先生を迎えて「評価」の持つ本質とその果たすべき役割について迫ります。

2023年2月号(品切れ)

特集 子どもの文化運動の今
2023年2月号(品切れ) 1960年代にいっせいに花開くように誕生し、全国に展開していった子どもの文化運動。「子どもたちによい文化、すぐれた芸術を」と、父母や地域住民たちによる自主的・主体的な活動が大きなうねりとなって展開し、全国的な連絡会も設立され、NPO化も進んでいった。 この半世紀に、社会は大きな変貌を遂げた。社会の変化や地域の変化とともに、子どもの文化運動も質的な転換を余儀なくされてきたのではないか。子どもの文化運動がもっていた人とのつながり、育ち合い、共同性は、今どのようになっているのだろうか。子どもと子どもの文化運動の現状をみつめながら、子どもたちの地域での育ちや文化について考えていきたい。

2023年1月号

特集 鬼退治
2023年1月号 『子どもの文化』2018年2月号の飯倉先生の原稿で、「『鬼』はすべての悪いことを引き受ける、現実には存在しない『悪』そのものとして文化の中でイメージされてきた、虚構の概念にすぎない」という鬼のあり方は『鬼滅の刃』でもそうだ。人にとって鬼は、理解の外の他者というありがちな関係ではない。「『鬼』は『誰か』ではないはずなのだ」と定義した。では、鬼退治とは何だろう?桃太郎の鬼退治にしても、口承文芸(口伝えの物語)では幾つものバリエーションがある。退治も武力だけでなく、「おもてなし」まで入って来そうなのだ。桃太郎の鬼退治の原型だった吉備津彦の温羅退治では、鬼たちは温泉リハビリをしていたという。大晦日から節分まで、鬼やらいの季節に鬼退治を考えてみよう。

2022年12月号

特集 子どもの権利を考えた芸術教育
2022年12月号 1989年の幼稚園教育要領や保育保育指針は「健康」、「社会」、「自然」、「言語」、「音楽リズム」、「絵画制作」の6領域となっていましたが、学校教育のように教科的にとえらえる弊害もあり5領域に変更になりました。5領域は「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5つに分かれていますが、総合的な学びとして遊びや環境を通しての教育に変更になりました。しかし、この時の教科的な捉え方はいまだに続いています。今回の特集ではそのことを踏まえて子どもたちの表現活動(芸術教育)について人権意識を踏まえながら、一人一人の違いや共鳴する喜び、心地よさを大切にした表現の自由について考えてみたいと思います。

2022年11月号

特集 絵本は子どものものか
2022年11月号 出版不況と言われる中、絵本は好調な売れ行きを示している。世代を超えて長く読み継がれている一方で、子どもだけでなく、一定の大人読者の支持もある。1990年代以降、これまでの絵本の枠をやぶるような作品が誕生してきた。絵本は一つの文化として、生活の中に浸透してきているように思う。本特集では、絵本を取り上げ、絵本と文化、絵本と大人、絵本と子ども、絵本とアート、絵本と音楽など、多面的に「絵本」を捉え直してみる。

2022年10月号

特集 ハロウィンの現在
2022年10月号 2021年11月号では、ハロウィンを特集し、万霊節や妖怪をキーワードにその歴史や展開、文化論が論じられた。元はケルトに由来する祭礼だったハロウィンはその後、アメリカに渡り、そして現在も「ハロウィン」という言葉は変化を続け、日本でも「渋谷ハロウィン」「地味ハロウィン」などのイベントや商業、娯楽にまでおなじみの存在になっている。渋谷という空間の中に。トリック・オア・トリートのお菓子の中に。子どもの絵本の中に。波間にさまよう「ハロウィン」という言葉にそれぞれの角度から焦点を当て、ハロウィン像の一端を探る特集です。

2022年9月号

特集 「時間」を共有するって何?「空間」を共有することと何が違うの?
2022年9月号 6月号に引き続き、「空間」と「時間」を特集します。「時間」の持つ側面と「空間」の持つ側面とは? 集団生活が多い保育中や子育て中にふと不思議な感覚や不思議な時間にであうことってありますよね。 みんなでつくりあげている「空間」は「時間」の集まりとはまた違った意味合いがあるんじゃないか、 保育や育児から子どもと過ごすかけがえのない「時間」と「遊び」がもつ役割について考えた特集です。

2022年 7+8月合併号

特集 文化学校の歩みと未来
2022年 7+8月合併号 50周年を迎えた子どもの文化学校を1冊まるごと特集します! 50年の歴史の歩みを「歴代校長の講義録」と、現学校長加藤繁美先生による解説つきの教室リーフレットで、時代の流れと活動の歴史を振り返ります。 文化学校に通ったことがある人も、そうじゃない人もぜひ一度お読みいただけたら幸いです。 先人たちの言葉と提示する課題は今に通ずるものばかりで、私たちが目指すべきところや忘れてはならない格言にこれからの道筋を考える一冊です。

2022年6月号(品切れ)

特集 一緒に食べる楽しさと怖さ
2022年6月号(品切れ) 学校では全員一方向を向いてできるだけ席を離した「黙食」が当たり前のような風景になりました。幼稚園や保育所等でも同様です。現場の教師や保育者にとっては苦渋の選択であったことは誰しも想像できます。しかし、子どもたちから仲間と自由に楽しく過ごせる給食の時間を奪ったことに対して、もっと深く捉えなおす必要があります。そこで今回の特集では子どもたちの様々な言動こそ新しい社会を生み出す大切なアンチテーゼだと捉え、より豊かな生き方を模索していきます。

2022年5月号

特集 子どものメンタルマップ~空間とは何か~
2022年5月号 子どもが暮らしの中で空間をどう認知していくのか、子どもの行動範囲は狭いけれど、その生活世界の「地図」を考えると、「メンタルマップ」というキーワードにたどり着く。自分自身の立ち位置を歴史的視点の時間軸ではなく空間的視点でとらえてみる、そんな1冊です。

2022年4月号(品切れ)

特集 主体性って何
2022年4月号(品切れ) 今保育現場では「子どもの主体性を育てる」「主体性を尊重する」といった保育感が主流となり、各々がそれぞれに思い描いた考えで受け止め、実践しています。今回の特集では、「主体性」の真の意味、人間観や世界観の捉え方等を深い処で考えていきます。
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