月刊子どもの文化・研究子どもの文化
2022年12月号VOL.615
特集子どもの権利を考えた芸術教育
1989年の幼稚園教育要領や保育保育指針は「健康」、「社会」、「自然」、「言語」、「音楽リズム」、「絵画制作」の6領域となっていましたが、学校教育のように教科的にとえらえる弊害もあり5領域に変更になりました。5領域は「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」の5つに分かれていますが、総合的な学びとして遊びや環境を通しての教育に変更になりました。しかし、この時の教科的な捉え方はいまだに続いています。今回の特集ではそのことを踏まえて子どもたちの表現活動(芸術教育)について人権意識を踏まえながら、一人一人の違いや共鳴する喜び、心地よさを大切にした表現の自由について考えてみたいと思います。
内容
特集
幼児期の表現活動 こいちりょうじ
保育所保育指針の「表現」から幼児の造形表現を問い直す 岡野 茜
子どもたちの表現活動 島本一男
連載
追悼 中島和子先生 編集部
ホットライブホットジャーナル 我々はどこから来てどこへ行くのか?〜吹田市立博物館「出口座と阪本一房」展と箕面紙芝居まつりプレイベント報告〜 堀田穣
寝落ちする日々 久保健太の育児日記 第17回
子どもカルチャー見聞録75 プライバシーとSNS 川北亮司
堀尾青史の紙芝居研究③ 国策紙芝居を教材として活用する 高瀬あけみ
佐藤将之先生の特別講義”園環境視察”〜こどもの王国保育園西池袋園の試み〜 白砂美亜
目白通信
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- 定価 290円+税