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ファンタジーとアニマシオン 古田足日「子どもと文化」の継承と発展
児童文学作品の創作の苦闘と旧来の「児童文化」概念との格闘のなかで生み出された古田足日の1982年論文「子どもと文化」。その今日的価値を再確認し、そこに提起されていた課題を、古田論文の継承と発展の視点から論じる。
- 著者
- 増山 均 (編)
汐見 稔幸 (編)
加藤 理 (編)
- 定価
- 定価 2,950円+税
- 発行年月日
- 2016年11月29日
- 編集
- 子どもの文化研究所
- 発行
- 童心社
- 判型
- 四六判 288頁
目次
- 序 「子どもと文化」が問いかけること 加藤理
- 「子どもと文化」論の歴史的位置づけ 鵜野祐介
- 文化の内面化と子どもの育ち 加藤理
- 古田足日の原体験論・原風景論 山田富秋
- 子どもの発達とファンタジー 麻生武
- 「精神の集中・躍動・美的経験」とアニマシオン 増山均
- 古田足日の文化的人間形成論 汐見稔幸
- 「二つの世界」と子どもの育ち 加藤理
- バーチャル化する社会と子ども 湯地宏樹
- 子どもを取り巻く「環境の再構成」 木下 勇
- 文化の変動を推し進めている力 片岡 輝
- 〈子どもの文化権〉とは何か 増山 均