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月刊子どもの文化・研究子どもの文化

2020年7+8月号VOL.589

特集闘う・戦うー子どもたちに平和を

5年に1度の戦争特集。オリンピックイヤーとなるはずだった今年は、「たたかう」ということを幅広くとらえ自分の身近な闘いや戦いについて執筆して頂きました。難民を救うために闘う若者たち、差別と向き合い闘う若者たち、書籍から存在が知られてきた模擬原爆のパンプキン。目に見えないウイルスの脅威と闘う今、わたしたちの身近なところにも戦争の種になるかもしれない大きな問題がたくさん潜んでいることに気づかされます。「この悲劇を2度と繰り返さない」ために、戦争の歴史を語り継ぐだけでなく、今起きている問題にも目を向た、どの世代にも読んでほしい夏の合併号です。

内容

2020年・夏 闘う・戦う─コロナ時代を生き抜く  片岡輝・2
PART① 闘う・戦う─子どもたちに平和を
●“身近な戦争” との闘い
「コロナ」禍を生きる子どもたちとともに
 子どもの権利条約がいきる教育、社会をめざして  糀谷陽子・8
闘いの中にある朝鮮学校  金 裕賢・14
3・11を忘れない震災から10年 「東北」被災地の子どもたちと出会う中で 多田純也・22
●世界・子どもと難民との連帯
人間の尊厳を取り戻す仕事を続ける 難民支援の現場に立って 牧野アンドレ・28
日本に住む難民の方々と友になる 大川理恵・35
難民キャンプの子どもたちと過ごして肌で感じたこれからの課題 北村真理・坂井夕莉・41
インドネシア・アチェと東日本の被災地間協働プロジェクト
小学生同士の対話から始まった双方向への活動  渡辺裕一・49
●紙芝居で平和を
「ピースおおさか」 の平和紙芝居活動 コロナ禍と闘う平和紙芝居への思い  山口文子・55
「海神に祈りを─人間魚雷回天」を製作 戦争紙芝居で平和を願う 向谷静波・62
全校生徒を対象とした紙芝居授業 井林芳枝・71
平和を託す『ふうちゃんのそら』 全国への広がりと活動をふりかえって 関家ひろみ・78
子どもの紙芝居活動は世代・ 地域・人をつなぐ不思議な力がある 安江秀彦・85
いつでもどこでも紙芝居 これからの新しい生活にも紙芝居 野月たか子・90

PART② 文化と運動の新しい道を求めて
子どもと自然とSDGs グローバル社会・世界の目標SDGs   大澤 力・94
仙台の冒険遊び場づくりと海岸公園冒険広場 三浦忠士・101
子どもの居場所『しゅうちゃんち』毎日開いています  小林秀一・114
新しい保育園創りへの挑戦 菊地奈津美・121
共感力と合理的な思考力が大切な今、 「エンパワーメント児童文学」のススメ 西山利佳・128
紙芝居の動画配信を考える “リアルな紙芝居”の充実が大前提 片岡直子・134
言葉はどこまで届くのか 80
戦前の子どもたちの慰問文集を再々発行する 松本 篤・140

PART③ 次世代へのメッセージ 〈所員は語る─論考・研究・提言〉
戦前期における 「いじめ」問題と 教師の対応─「いじめ」問題を語ってこなかった教育史研究 鈴木和正・148
ことばを大切にしたい─紙芝居の世界からことばあそびへ 津田節江・157
遊び虫は生きている─教育の基本・学び・遊びを考える 大森和良・162
 追悼 小林剛先生 大森和良・168
「洪水」とひき潮 やまゆり園事件を想う 遠山昭雄・169

価格
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