月刊子どもの文化・研究子どもの文化
2024年3月号VOL.629
特集進む大人の劣化
年間の特集を振り返り、新たな年度に向けて編集委員が問題をもちよって課題を確認しあった特集です。次年度の年間テーマは「なんだかモヤモヤ」です。このキーワードが意味することは、「ネガティブケーパビリティ」とよばれるいわゆる解決できない問題をそのまま受容する能力をどう獲得していくのかということです。多様性の時代の中で、白か黒かで判断をつけるのは難しく、何でもスマートフォンさえあればどうにかなる利便性のように進化するテクノロジーと比例して失われる力のようなもの、また子どもたちを目の前にすると言葉にできない課題や問題にぶつかることもよくあります。辛抱強く考え続ける力を我々は持てるのか、について考えた特集です。
内容
〈特集〉進む大人の劣化
座談会 進む大人の劣化 片岡輝・堀田穣・島本一男・久保健太
〈連載〉
寝落ちする日々 久保健太の育児日記 第30回
子どもカルチャー見聞録 88 「Z世代」と共に 川北亮司
書評「なぜ「鬼滅の刃」は、『なぜ炭治郎は鬼の死を悼むのかー昔話で読み解く『鬼滅の刃』の謎」後藤隆基
書評「加藤繁美著 『希望の保育実践論 I 保育の中の子どもの声』 平林充子
ホットライブホットジャーナル 第69回子どもを守る 文化会議に参加して 大須賀裕子
伝統を受け継ぎ創作をとり入れた 紙芝居作家養成ゼミ 宮﨑二美枝 ・荒木文子
古き良き紙芝居を修理して演じよう!! 紙芝居修理講習会 講師 眞野節雄氏
国策紙芝居展 ~戦争へいざなう言葉と物語~ 川崎市平和館(神奈川県) 大須賀裕子
まゆで~す まゆ+新田みあ
目白通信
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