月刊子どもの文化・研究子どもの文化
2023年5月号VOL.620
特集マスクの顔パンツ化
新型コロナウイルスの感染拡大によるマスクの着用をめぐってはさまざまなトラブルも報道されたが、その一方で感染症収束後もマスクの着用を続けたいと考えている人が一定数存在する。そこには感染防止の意味合いだけでなく、マスクを外すのが恥ずかしいという思いも存在する。マスクを外して人前で顔をさらすのは、人前で下着を外すのと同じ…マスクの顔パンツ化といわれるゆえんである。コロナ以前においても、常にマスクを着用している中高生の存在が話題になった。しかし、この数年の間に、マスク依存的な心情が年齢にかかわらず広がったように思われる。今号ではマスクの顔パンツ化について心理、発達、文化のそれぞれの側面から考察していきたい。
内容
〈特集〉顔は人を表す
〜マスクは顔パンツではない!〜 大坊郁夫
マスクでは目は口ほどにものを言うが、顔では目も口も大切である 山口真美
ノーマスク、ノーライフー顔を隠す文化とマスクの顔パンツ化 米澤 泉
マスクをめぐる問題と子どもたち 佐々木由美子
〈連載〉
寝落ちする日々 久保健太の育児日記 第22回
子どもカルチャー見聞録80 AIに文学が書けるか書けないか 川北亮司
ヨコハマアートサイトの「アートサイトラウンジ」「紙芝居からみえてくるもの」 秋元美奈子
済州島の世界遺産を巡る-隣の国・韓国への思い 汐見和恵
人形劇と紙芝居展を観る おかもとりよ
目白通信
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