月刊子どもの文化・研究子どもの文化
2023年2月号VOL.617
特集子どもの文化運動の今
1960年代にいっせいに花開くように誕生し、全国に展開していった子どもの文化運動。「子どもたちによい文化、すぐれた芸術を」と、父母や地域住民たちによる自主的・主体的な活動が大きなうねりとなって展開し、全国的な連絡会も設立され、NPO化も進んでいった。
この半世紀に、社会は大きな変貌を遂げた。社会の変化や地域の変化とともに、子どもの文化運動も質的な転換を余儀なくされてきたのではないか。子どもの文化運動がもっていた人とのつながり、育ち合い、共同性は、今どのようになっているのだろうか。子どもと子どもの文化運動の現状をみつめながら、子どもたちの地域での育ちや文化について考えていきたい。
内容
〈特集〉子どもの文化運動の今
子どもの文化運動の質的変化と本質 森本 扶
「権利の主体である子ども」と「子どもの文化権」~Art.31と31条ムーブメント~ 大屋寿朗
地域の記憶が文化になるとき 小川智紀
子どもと子どもの本をめぐる文化運動 佐々木由美子
〈連載〉
わらべうた考 私とわらべうたを語る わらべうたは子どもだけの歌? 藤田浩子
寝落ちする日々 久保健太の育児日記 第19回
子どもカルチャー見聞録 77 悪質卑劣なネット犯罪 川北亮司
連載 堀尾青史の紙芝居研究 ⑤『海村にて』と『雪晴れ』の事例 高瀬あけみ
まゆで~す まゆ+新田みあ
目白通信
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