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子どもの文化21世紀ライブラリー
これがボクらの新・子どもの遊び論だ
「遊びとは何か」は永遠の命題である。この命題に、汐見稔幸・加用文男・加藤繁美の心理学、教育学の気鋭の研究者3人が挑戦し、地平を拓き、新しい「子どもの遊び論」を展開する。第1章では、「子どもはなぜ遊びが好きか!」「遊びの世界を豊かにするには?」など身近なテーマをたてて、保育の世界をフィールドに遊びを追求する加用氏と、子どもの存在と時空を俯瞰し遊びを考える汐見氏が、対談で「新・子どもの遊び論」を説きあかす。第2章では、加用氏が苦節2年、光る泥だんご完成の末にわかったことを披露し、次に遊びの心理学を極める加用氏の遊び研究を、小説の形で読み解くという、加藤氏の異色の論考があり、最後に汐見氏が原理論的新・遊び論を縦横に展開している。
- 著者
- 汐見稔幸・加用文男・加藤繁美
- 定価
- 定価 1,300円+税
- 発行年月日
- 2001年12月1日第2刷
- 編集
- 子どもの文化研究所
- 発行
- 童心社
- 判型
- A5判 144頁
目次
第1章 対談 これがボクらの新・遊び論だ!(遊びの世界に注目したのはどうしてか;遊びは指導するものか?;遊びを豊かにするには ほか)
第2章 論考 さらに、子どもの遊びを究明する(加用文男が語る「遊び論」—子どもの遊びのいま・そして「泥だんご」;加藤繁美が語る「遊び論」—「遊びを着る」子どもの心を探究する心理学者加用文男の遊び論・その教育学的読み方;汐見稔幸が語る「遊び論」—子どもの遊びってなんだろう 「遊びと保育」の原理論の試み)