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子どもの文化21世紀ライブラリー
もうなくしたい子どもの悲劇
神戸児童殺傷事件、ナイフによる教師殺人事件など、なぜ、今、思春期の子どもたちに問題行動が多発しているのでしょうか。荒れる、キレる―なぜ、思春期にいろいろな問題が生じるのでしょうか。思春期の問題は、幼児期からの育ち・育てられ方と、環境の思春期独自の自我への反映であるといわれます。そこで、こうした子どもたちの悲劇をなくすには、人間の基礎を培う幼児期の子育てや保育のあり方を問い直し、思春期をたくましく生きる子どもたちを育てていくことが、抜本的な道ではないでしょうか。それには何をすべきか!教育研究者、精神科医、子ども文化研究者、児童文学者ら専門家六氏が、各々の分野から具体的に提言する。
- 著者
- 汐見稔幸・阿部明子・寺内定夫・古田足日・小林剛・原田正文
- 定価
- 定価 1,300円+税
- 発行年月日
- 1999年7月25日
- 編集
- 子どもの文化研究所
- 発行
- 童心社
- 判型
- A5判 144頁
目次
- なぜ、思春期か。今、大事なこと・すべきこと
- 楽しさを共感しあえる家庭環境づくり
- 向き合わない生活に阻まれた自己表現と人間関係
- 子ども時代の生きる力としての「原風景」
- 子どもの叫びが、子育てや保育に求めるもの
- いい子育て環境をみんなでつくり思春期に花ひらく子育てを
- (対談)思春期の子どもたちの問題行動はどこが問題か(汐見稔幸;原田正文)