紙芝居三賞:五山賞
五山賞は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。(創作部門)
- 賞名
- 第58回五山賞 奨励賞
- 年度
- 2019年度
- 作品タイトル
- 『どんと来い!三途の川』
- 脚本家
- 折原由美子
- 画家
- ときわひろみ
- 受賞理由
とにかく脚本が面白い。山形の昔話をモチーフに、一歩身を引く古来の女性の姿から奪衣婆に心変わりしたじい様を見捨て、自分の人生を謳歌する女性のドライさというか、したたかさが現代にマッチして昔話のありがちな展開と違って、現実的でユーモアがある。おもしろい脚本に考えられた構図がぴったりとマッチして、老若男女楽しめる作品である。