紙芝居三賞:五山賞
五山賞は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。(創作部門)
- 賞名
- 第48回五山賞 奨励賞
- 年度
- 2009年度
- 作品タイトル
- 『やさしいまものバッパー』
- 脚本家
- 野坂悦子
- 画家
- 降矢奈々
- 受賞理由
お話そのものには新しさはない。筋立ての必要性、セオリーが欲しい。魔物の二面性などが出てくるともう少し物語性が深まったのでは…。絵は子ども達を作品世界へ引き込む迫力がある。画面構成が適確で、人物のコントラストもよくとれ、夜の場面も遠目が効いており、紙芝居絵画として秀逸である。特にバッパーが大きくなる場面構成の工夫がうまい。