紙芝居三賞:五山賞
五山賞は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。(創作部門)
- 賞名
- 第45回五山賞
- 年度
- 2006年度
- 作品タイトル
- 『おじいさんといぬ』
- 脚本家
- 藤田勝治
- 画家
- 藤田勝治
- 受賞理由
中国の民話をヒントに脚色、絵の力強さ、とりわけ紙芝居の特性を縦横に生かした大胆な構図と色調に驚かされ、その上、『毎回表現法に挑戦している』(藤田氏)という新しい表現が、紙芝居の絵画性を豊かにしていると高く評価された。おじいさんが犬を抱きしめる最終場面は、優しさがよく伝わってくる。肉親や親子の愛情が希薄な時代に、こうした温かな作品が望まれる間野田。