紙芝居三賞:五山賞
五山賞は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。(創作部門)
- 賞名
- 第43回五山賞
- 年度
- 2004年度
- 作品タイトル
- 『てつだいねこ』
- 脚本家
- 水谷章三
- 画家
- 大和田美鈴
- 受賞理由
江口文四郎編による『せんとくの金』(山形とんと昔の会)の中の話を脚色したもの。絵はぬくもりのある柔らかいタッチに、遠目がきくように 線描で縁取りがなくとも効果的に仕上げているうえ、猫の表情が実に生き生きと描かれ、猫が人間の会話を聞き、いきなり前足で床をたたいて立ち上がる場面も脚本のテンポに合っている。また、子猫の名を観客に問う展開なども含めて、新しい民話紙芝居。