紙芝居三賞:五山賞
五山賞は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。(創作部門)
- 賞名
- 第28回五山賞 脚本賞
- 年度
- 1989年度
- 作品タイトル
- 『がんばれ! 勇くん』
- 脚本家
- 上地ちづ子
- 画家
- 長野ヒデ子
- 受賞理由
この作品は、一昨年より小学校教材として汐文社より刊行されているもので、今期は『憲法』について作られたものの一つである。基本的人権の尊重がテーマで、筋ジストロフィーの』勇くんと同級生の子どもたちを描いたものである。難しいテーマであるが、教訓的ではなく、すんなりと話に入っていける。メリハリが効いて、子どもの心理を巧みに捉えている。長年の紙芝居の世界に貢献してきた上地さんのあたたかな昨品づくりが、高く評価された。