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紙芝居三賞:五山賞

五山賞は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。(創作部門)
賞名
第21回五山賞 奨励賞
年度
1982年度
作品タイトル
『おおきなぼうし』
脚本家
木曽秀夫
画家
木曽秀夫
受賞理由

2,3歳向けの8場面。ストーリーは、単純な繰り返しのために、劇的興味は起こらず、画も当今どこにもある様式化された貼り絵風である。しかし』全体の印象は善意にあふれた快いもので、小さい子どもに向いている。ただ惜しむらくは、もう一歩の工夫の足りないことで、たとえば大きな帽子が傾いてネズミが転げ落ちそうになる、といった驚きの一つで、もっと楽しくなる。次回を期待する。

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