紙芝居三賞贈呈式のご案内
当研究所では紙芝居の賞として、紙芝居唯一のグランプリである五山賞(作品創作部門)・右手賞(実演部門)・堀尾賞(研究部門)の三賞を審査・授与する活動を行っています。
■贈呈式 2024年7月13日(土)午後2時~4時(受付開始午後1時30分~)
会場:東京教育専門学校地下ホール(〒171-0031 東京都豊島区目白3-1-26)
↓贈呈式へのご参加は下記からお申し込みください。どなたでもご参加いただけます。↓
紙芝居三賞贈呈式申し込み | 一般財団法人 文民教育協会「子どもの文化研究所・子どもの文化学校」 (kodomonobunnka.or.jp)
■「五山賞」は1962年に高橋五山の紙芝居の業績を顕影して設けられ、一年間に出版された紙芝居の中から最も優秀な作品に授与されます。
第62回五山賞 特別賞(2023)『みつこの詩』
脚本家……吉永理巳子氏、奥羽香織氏 画家………上月ひとみ氏 出版社……一般財団法人水俣病センター相思社
水俣の地元から生まれた作品で現在も患者と認定されず苦しむ方々のこと、過去の事件として終わらてはいけないという力強いメッセージ性を持ちながらも、語り部の口調が心地よい作品である。水俣病を知らない子どもたちにも命について考える教材という点でも優れていることなどから審査員全員一致での特別賞に決定しました。
第62回五山賞 奨励賞(2023)『こたろうとりゅう』
脚本家……津田真一 画家………ザ・キャビンカンパニー 出版社……童心社
脚本、絵、ともに「ありきたりではなく、勢いを感じた」という点から奨励賞に選ばれた。これからの時代の紙芝居を牽引してほしいという更なる期待を込めて、奨励賞に選ばれました。
■右手賞は紙芝居の演者として、また普及活動に優れた業績を上げる個人・団体を対象に贈られます。(実演部門)
受賞者・受賞グループ……山口子どもの文化研究会
山口子どもの文化研究会は2023年11月に設立30周年を迎え、会員はアナウンサー、保育者、教員、司書など幅広く子どもや本に関わる経験者が多い。会員全員のモチベーションが高く、地域と連携を図りながら積極的に活動を続ける姿勢が評価された。特に「人間魚雷・回天」の発射訓練基地跡や徳山大空襲を通して、平和の尊さを伝えている。さらなる活動に期待している。