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月刊子どもの文化・研究子どもの文化

2025年8月号VOL.645

特集カオナシって誰?ー自己喪失と戦争

カオナシは宮崎駿監督による劇場アニメ映画『千と千尋の神隠し』(スタジオジブリ、2001年公開)に出てくるキャラクター。しかし、宮崎自身は「自分でもわからない。脳みその奥の方のふたを開けて、なぜこれが出てきたかわからないっていうようなものを出す作業なんです」(『千と千尋の神隠し』ジブリの教科書12、文春ジブリ文庫)として、カオナシのことを「本当に単なる脇役だったんです」と語っていた。 この特集は、宮崎監督の嫌う「矮小化」や、テーマやスローガンの解明でなく、書き手の脳みその奥に潜んでいたモノが、カオナシによって触発されて出てきたのだと受け取ってほしい。

内容

特集

特集1◆対談 カオナシって誰? ー自己と喪失の「顔」をめぐってー ワニザメ党 

特集2◆教育における「顔」の喪失と回復 ~大正新教育にみる 教師と児童の関係性の変容~ 鈴木和正 

特集3◆“私”を生きる  武輪敬心 

特集4◆置き去りの戦後10年と『実存主義とは何か』 尾崎暢俊 

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保育を支える思想と哲学 2025 子どもの文化学校 誌上講座 「保育者と一緒に読みたい一冊の本」
第3回 原ひろ子 『子どもの文化人類学』(ちくま学芸文庫)を読む  川田 学 

 

連載 

寝落ちする日々 久保健太の育児日記 第45回 久保健太 

子どもカルチャー見聞録102 昭和は「巨人・大鵬・卵やき」令和は? 川北亮司 

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◇紙芝居のあしたを拓く 第23回 21世紀かみしばい学校 ~紙芝居を明日へ手渡す…!~に参加して 秋山幸子 

◇紙芝居のあしたを拓く 上野の森親子ブックフェスタ2025に参加して ー上野の森で「狂言紙芝居かたつむり」を演じる  土田 誠 

◇目白通信 

価格
定価 500円+税
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