月刊子どもの文化・研究子どもの文化
2023年10月号VOL.624
特集家庭の現在
このところ子どもの安住の場であると思われていた「家庭」が揺らいでいる。夫婦別姓問題、LGBTの結婚制度、一人親家庭の貧困、宗教2世虐待、家庭教育を支援する条例制定、カルト団体の選挙介入等々。あまりに議論百出で何が何だかわからない。何しろ、こどもを真ん中にすえた初の中央省庁だったはずの「こども庁」は、いつの間にか「こども家庭庁」に替えられてしまった。そこで、そもそも「家庭」とは何であったのかを、さまざまな立場、方法論から検証してみることにした。
内容
〈特集〉家庭の現在
「家庭」と「学校」をつなぐ取り組み―大正期の教師は家庭訪問に何を見たか― 鈴木和正
ジェンダーでみる子どもと家庭―現代の「貧困」 武輪敬心
信じあって、一緒に育つ~子ども・大人・こども基本法を考える~ 園部佳子
子どもはどこで育っているのか 村瀬 学
〈連載〉
子どもカルチャー見聞録83 声・絵・字 川北亮司
寝落ちする日々 久保健太の育児日記 第25回
ホットライブ・ホットジャーナル 文明の発展と文化が紡ぐ歴史「社宅の暮らしと紙芝居」展を見る(福岡県大牟田/三井三池) 鈴木まどか
鬼ヶ島文庫がつなぐ文化の輪 鈴木まどか
「世界の絵本展 第31回ボローニャ・ブックフェアinいたばし」 大須賀裕子
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